副業で動画編集の始めかたを見る

動画編集を覚えるまで何時間かかる?未経験から初案件までの学習期間と進め方

動画編集を覚えて初案件へ応募するまでの学習時間

「動画編集を始めたいけれど、仕事にできるまで何時間かかるのだろう」

「本業を続けながらでも、本当に覚えられるのだろうか」

動画編集に興味を持ったとき、最初に気になるのが学習時間ではないでしょうか。

結論からお伝えすると、初案件へ応募できる状態までの目安は、累計80〜150時間ほどです。

ただし、操作方法を一通り覚えるだけなら10〜20時間ほどでも進められます。一方、依頼者の要望を確認し、納期を守って納品できる状態を目指すなら、操作以外の準備も必要です。

つまり、「動画編集を覚える」の基準によって必要な時間は変わります。

ただし、80〜150時間学べば必ず受注できるわけではありません。応募後に初案件を獲得できる時期は、作品の内容、応募先、提案文、料金などによって変わります。

この記事では、動画編集を始めたばかりの方が迷わないように、応募準備までの学習時間と、初案件へ進むための具体的な手順を整理します。

YUKI
YUKI

最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。案件に必要な範囲から、順番に身につけていきましょう。

目次 非表示

  1. 動画編集の応募準備までは80〜150時間が目安
  2. 「操作できる」と「案件を受けられる」は別の段階
  3. 初案件へ応募するまでの学習を6段階で進める
  4. 1日あたりの学習時間から期間を計算する
  5. 90日で応募準備を整える学習スケジュール
  6. 学習時間が長くなりやすい5つの原因
  7. 初案件へ応募する前のチェックリスト
  8. よくある質問
  9. まとめ|時間よりも「完成させた本数」を増やす

動画編集の応募準備までは80〜150時間が目安

未経験から初案件へ応募する準備を整えるまでの目安は、累計80〜150時間ほどです。

この時間には、編集ソフトの操作だけでなく、練習動画の完成、ポートフォリオの作成、応募文やサービスページの準備も含めています。

目安を段階別に分けると、次のようになります。

動画編集の応募準備までの4段階
  • 基本操作を覚える:累計10〜20時間
  • 5〜10分程度の動画を1本完成させる:累計30〜50時間
  • 模擬作品を2〜3本作る:累計60〜100時間
  • ポートフォリオや応募準備を整える:累計80〜150時間

これは公的な統計ではなく、基本的なYouTube編集を身につけ、応募に必要な作品と情報をそろえる場合の計画目安です。使用するソフト、パソコンの性能、作りたい動画、1回の学習に集中できる時間によって前後します。

大切なのは、時間だけを消化するのではなく、各段階で完成物を残すことです。

動画を見ながら操作した10時間と、自分で考えながら1本を完成させた10時間では、身につく内容が大きく異なります。

「操作できる」と「案件を受けられる」は別の段階

動画編集ソフトでカットやテロップを入れられるようになると、「もう案件へ応募してもよいのでは」と感じるかもしれません。

しかし、実際の仕事では編集操作以外にも、次の対応が求められます。

  • 依頼内容と納品条件を確認する
  • 参考動画から必要な編集を読み取る
  • 素材や不足情報を整理する
  • 指定された形式で書き出す
  • 納期から逆算して作業する
  • 修正内容を正しく反映する

動画編集の相談を受けていると、「操作は覚えたけれど、どこまでできれば応募してよいのか分からない」という不安をよく伺います。

私自身が編集を依頼するときも、学習した時間の長さではなく、完成した動画、対応できる編集、納期の目安を確認しています。操作を覚えただけでは、依頼者が求める動画を安定して納品できないためです。

そのため、学習のゴールを「編集ソフトを使えるようになる」ではなく、依頼内容に沿った動画を一人で完成させられる状態に置く必要があります。

YUKI
YUKI

仕事になると、編集のうまさだけでなく、確認・連絡・納期管理まで含めて評価されます。

初案件へ応募するまでの学習を6段階で進める

ここからは、未経験者が何を学べばよいのか、順番に説明します。

① 編集環境を整えて基本操作を覚える|10〜20時間

最初に、編集ソフトの画面構成と基本的な流れを確認します。

この段階で覚えたい操作は、次のとおりです。

  • 素材の読み込み
  • タイムラインへの配置
  • カットと不要部分の削除
  • テロップの挿入
  • BGM・効果音の追加
  • 音量の調整
  • 動画の書き出し

すべての機能を最初から覚える必要はありません。YouTube動画の基本編集に必要な操作へ絞った方が、完成までの流れを早く理解できます。

操作方法を確認したら、短い素材を使って、その日のうちに書き出しまで試してみてください。

② 1〜3分の短い動画を完成させる|20〜30時間

次は、短い動画を1本完成させます。

チュートリアルを見ながら同じ操作を繰り返すだけでは、どこで迷うのかが分かりません。自分で素材を選び、最初から最後まで編集すると、理解が足りない部分が見えてきます。

最初の作品では、凝ったエフェクトよりも次の4点を優先します。

  • 不要な間をカットできているか
  • テロップが読みやすいか
  • 声・BGM・効果音の音量が適切か
  • 指定した画質と形式で書き出せるか

1本目は時間がかかって当然です。速さよりも、完成させる経験を優先してください。

③ 5〜10分のYouTube動画を作る|15〜25時間

短い動画を完成できたら、実案件に近い5〜10分程度の動画へ進みます。

動画が長くなると、カット数やテロップ量が増え、素材管理も難しくなります。編集の順番を決めずに始めると、同じ場所を何度も修正しやすくなるため注意が必要です。

私は、基本的に次の順番で進める方法をおすすめしています。

  1. 素材と依頼内容を確認する
  2. 粗いカットで全体の流れを作る
  3. 細かなカットを整える
  4. テロップを入れる
  5. 画像・BGM・効果音を追加する
  6. 音量と画面全体を確認する
  7. 書き出した動画を最初から見直す

作業順を固定すると、操作に迷う時間が減り、自分の苦手な工程も把握しやすくなります。

④ 模擬作品を2〜3本作る|15〜25時間

案件へ応募する前に、得意分野を想定した模擬作品を2〜3本作ります。

作品数をむやみに増やすより、応募したい案件と近い編集を見せられる方が効果的です。

たとえば、ビジネス系YouTubeの編集を受けたい場合は、次の内容が分かる作品を用意します。

  • 話のテンポに合わせたカット
  • 読みやすい要点テロップ
  • 図解や画像を使った補足
  • 聞き取りやすい音量調整
  • 視聴を邪魔しないBGM・効果音

この段階では、作品を作るたびに目的を変えるのがおすすめです。1本目は基本編集、2本目は見やすいテロップ、3本目は図解や演出というように、得意分野が伝わる構成にします。

⑤ ポートフォリオと応募準備を整える|20〜50時間

作品が完成したら、依頼者が判断しやすい形にまとめます。

私がポートフォリオで伝えたいと考えているのは、次の6項目です。

  • 自分の得意分野
  • 自分へ任せてもらう独自性
  • 得意分野の制作期間
  • おおよその料金感と制作条件
  • 連絡先や依頼先
  • 名前や簡単な自己紹介などの人となり

編集が上手でも、依頼方法や料金の目安が分からなければ、発注者は相談しにくくなります。

作品を並べるだけで終わらせず、「何ができるのか」「どのように依頼できるのか」まで整理してください。

⑥ 小さな案件から応募を始める

準備が整ったら、応募を始めます。

最初から高難度の案件へ挑戦する必要はありません。自分が作った模擬作品と近く、作業範囲が具体的な案件を選ぶ方が安全です。

応募前には、少なくとも次の条件を確認します。

  • 動画の完成尺と元素材の長さ
  • テロップ・画像・BGMなどの編集範囲
  • 納期と修正回数
  • 納品形式
  • 報酬と手数料を引いた手取り
  • 実績公開の可否

案件へ応募してからも学習は続きます。分からない操作が出たときに調べ、次回の作業へ残していく姿勢が大切です。

1日あたりの学習時間から期間を計算する

累計80〜150時間と聞いても、実際に何か月かかるのか分かりにくいですよね。

生活に合わせて計算すると、次の期間が目安になります。

使える時間別の学習期間

1日1時間なら3〜5か月

本業や家事のあとに1時間ずつ進める場合、3〜5か月ほどが目安です。

まとまった時間は取りにくくても、毎日編集画面へ触れられるため、操作を忘れにくいメリットがあります。

ただし、1時間の中で教材を探していると、編集する時間がほとんど残りません。学ぶ内容を前日に決めておくと進めやすくなります。

1日2時間なら1.5〜3か月

平日に2時間ほど確保できれば、1.5〜3か月で応募準備まで進めやすくなります。毎日取り組めない日も考慮し、余裕を持って予定を組んでください。

前半の1時間で編集し、後半で見直しや分からない操作の確認をすると、学習と実践のバランスを取りやすいでしょう。

短期間で終わらせようとして睡眠時間を削り続ける方法はおすすめしません。副業は始めたあとも続くため、継続できる時間配分を先に考える必要があります。

週末に10時間なら2〜4か月

平日の学習が難しい場合は、週末中心でも進められます。

一度に長く作業できるため、動画を完成させやすい点がメリットです。一方、次の週まで編集ソフトを触らないと、操作を思い出す時間が増えます。

平日に10〜15分だけでも、学んだ内容のメモや次回の作業を確認しておくと、再開しやすくなります。

YUKI
YUKI

早く終える予定より、続けられる予定を作る方が大切です。無理なく確保できる時間から逆算してみてください。

90日で応募準備を整える学習スケジュール

週8〜12時間を確保できる場合は、90日で約96〜144時間になります。応募準備までの計画を立てるときは、90日を一つの区切りにすると進めやすくなります。

1〜30日目|基本操作と短い動画の完成

最初の30日間は、編集ソフトの基本操作に集中します。

教材を見るだけで終わらず、1〜3分の短い動画を必ず完成させてください。

この時期の目標は、分からない機能をなくすことではありません。素材の読み込みから書き出しまで、一連の流れを経験することです。

31〜60日目|実案件に近い模擬作品を作る

次の30日間では、応募したいジャンルを決め、5〜10分程度の作品を作ります。

参考動画を1本決め、カットの間、テロップの量、色、BGM、画面の切り替え方を観察します。ただ似せるのではなく、「なぜこの編集が見やすいのか」まで考えてください。

完成後は、作業時間も記録します。どの工程に時間がかかったのかが分かれば、次の作品で改善できます。

61〜90日目|ポートフォリオと応募を進める

最後の30日間で、模擬作品を整え、ポートフォリオや応募文を作成します。

準備がすべて終わるまで応募を待つ必要はありません。最低限見せられる作品が完成したら、条件の合う案件を探しながら不足部分を改善します。

応募して反応がなければ、作品だけでなく、提案文や応募先の選び方も見直してください。

学習時間が長くなりやすい5つの原因

同じ100時間でも、進み方には大きな差が出ます。特に、次の状態が続くと学習期間が長くなりやすいです。

① 教材を次々に変える

分かりやすい教材を探し続けると、勉強した気持ちにはなりますが、動画は完成しません。

まずは一つの教材を決め、基本操作から書き出しまで進めます。不足している操作だけを追加で調べる方が効率的です。

② エフェクトから覚えようとする

派手なエフェクトは目立ちますが、すべての案件で必要になるわけではありません。

カット、テロップ、音量調整、書き出しを先に安定させてください。基本部分の品質が低ければ、エフェクトを増やしても見やすい動画にはなりません。

③ 作品を完成させない

途中まで作った動画を増やしても、納品までの流れは身につきません。

短くてもよいので、必ず書き出して見直します。完成後に気づいた問題が、次の作品で改善すべき課題です。

④ 作業時間を記録しない

時間を記録していないと、どの工程で遅れているのか分かりません。

「カット90分」「テロップ120分」「最終確認30分」のように分けて記録すると、得意・不得意が見えてきます。見積もりや納期を考えるときにも役立ちます。

⑤ 完成動画を見直さない

編集画面では問題がなくても、書き出した動画で音ズレ、誤字、画像の切れ、音量差が見つかる場合があります。

納品を想定し、最初から最後まで再生して確認する習慣をつけましょう。

遠回りを減らす4つのポイント

初案件へ応募する前のチェックリスト

学習時間だけで判断せず、次の項目ができるか確認してください。

  • 自分だけで素材の読み込みから書き出しまで進められる
  • 5〜10分程度の動画を完成させた経験がある
  • 参考動画に合わせてカットやテロップを調整できる
  • 声・BGM・効果音の音量を確認できる
  • 書き出した動画を最初から見直している
  • 作業にかかった時間を把握している
  • 得意分野が分かる作品を2〜3本用意している
  • 対応範囲、料金、納期の目安を説明できる
  • 分からない内容を事前に質問できる

すべて完璧でなくても、基本の流れを一人で進められ、できない内容を正直に確認できるなら、応募を始める準備は整っています。

YUKI
YUKI

応募して初めて分かる課題もあります。準備が整ったら、小さな案件から経験を増やしていきましょう。

よくある質問

独学でも動画編集を覚えられますか?

独学でも覚えられます。

ただし、教材を見るだけではなく、短い動画から完成させる必要があります。分からない操作を都度調べ、自分で解決する流れに慣れると、案件でも対応しやすくなります。

パソコンが苦手でも始められますか?

始められますが、ファイル管理やショートカット操作に慣れるまで、学習時間は長くなる可能性があります。

素材、プロジェクト、書き出しデータの保存場所を最初に決めるだけでも、紛失や重複を減らせます。

スクールへ通えば早くなりますか?

質問できる環境や学習順が用意されているため、迷う時間を減らせる可能性があります。

一方、受講しただけで仕事を受けられるわけではありません。練習作品を完成させ、応募や納品まで経験する必要がある点は独学と同じです。

100時間学べば必ず案件を取れますか?

案件の獲得は保証できません。

作品の内容、応募先、提案文、料金、対応できる時間など、複数の条件で決まります。80〜150時間は応募準備までの目安として考えてください。

最初からPremiere Proを使うべきですか?

受けたい案件で指定されるソフトを選ぶのが基本です。

YouTube編集の募集ではPremiere Proが指定される場合がありますが、目標とする仕事によって必要なソフトは変わります。応募したい案件を先に確認してから決めましょう。

まとめ|時間よりも「完成させた本数」を増やす

動画編集を未経験から学び、初案件へ応募する準備を整えるまでの目安は、累計80〜150時間ほどです。

ただし、学習時間が長ければ必ず上達するわけではありません。

  • 基本操作を覚える
  • 短い動画を完成させる
  • 実案件に近い模擬作品を作る
  • ポートフォリオと応募準備を整える
  • 条件の合う小さな案件へ応募する

この順番で完成物を増やす方が、必要な力を確認しやすくなります。

まずは1〜3分の短い動画を1本完成させてください。最初の1本で時間がかかった工程を記録すれば、次に何を学ぶべきかが見えてきます。

焦って短期間で詰め込むより、生活の中で継続できる予定を作り、少しずつ初案件へ近づいていきましょう。