ココナラで動画編集サービスを出品したものの、なかなか相談が来ないと不安になる方もいると思います。
出品したばかりのサービスは、実績や評価がありません。ページを丁寧に作っても、依頼者に見つけてもらうまで時間がかかる場合があります。
そこで利用したいのが「ココナラ募集」です。
ココナラ募集では、依頼者が投稿した仕事の中から、自分が対応できる案件を探して応募できます。出品ページで相談を待つだけでなく、自分から仕事へ提案できる方法です。
私がココナラを始めた当初も、出品ページを作るだけではなく、応募できる案件を調べ、提案文を作りました。
大切なのは、自分の編集スキル、作業時間、希望単価に合う案件を選び、募集文を読んだことが伝わる提案を送ることです。
この記事では、ココナラ募集で動画編集案件を探す方法、応募前に確認する内容、提案文の組み立て方を順番に説明します。

最初は応募数より、条件の合う案件を見つけることを大切にしましょう。
「出品」と「募集への応募」は役割が違う
出品ページとココナラ募集は、どちらか一方だけを選ぶものではありません。
サービスを出品する
自分が提供する動画編集の内容、料金、納期などを掲載し、依頼者から相談や購入が届くのを待つ方法です。
募集されている案件へ応募する
依頼者が掲載した仕事内容を確認し、自分から金額、納期、対応内容などを提案する方法です。
ココナラ公式でも、出品者は多数の公募されている依頼から、興味を持った仕事を選んで提案できると案内されています。
依頼者側は、集まった応募を比較し、希望に合う応募を購入します。そのため、応募者側は「自分に何ができるか」だけでなく、「この依頼をどのように理解したか」を伝える必要があります。
参考:ココナラ「はじめての方へ」
https://coconala.com/pages/about
参考:ココナラ「募集はじめかたガイド」
https://coconala.com/pages/about_request
先に結論:応募する案件は7項目で選ぶ

動画編集案件を見つけたら、すぐに応募文を書き始めるのではなく、次の7項目を確認してください。
- 依頼される動画の内容
- 元動画と完成動画の長さ
- 必要な編集作業
- 予算と手数料を考慮した受取額
- 初稿と完成の納期
- 修正回数と修正範囲
- 自分のポートフォリオとの相性
一つでも分からない項目があれば、推測だけで金額を決めず、応募文の中で確認します。
ココナラ募集で動画編集案件を探す流れ
基本的な流れは次のとおりです。
- ココナラの仕事・募集ページを開く
- 動画編集に関係するカテゴリーを選ぶ
- 募集中の仕事へ絞り込む
- 気になる案件の詳細を読む
- 条件とプロフィールを確認する
- 金額、納期、提案内容を入力する
- 内容を見直して応募する
画面上の名称や絞り込み項目は変更されることがあります。操作方法を丸暗記するより、依頼内容と条件を読み、自分が対応できる案件だけを残すことが大切です。
動画編集の募集一覧:
https://coconala.com/requests/categories/211
応募前に募集文を最後まで読む
動画編集の募集では、文章の最後に応募条件が書かれていることがあります。
例えば、次のような内容です。
- 使用できる編集ソフト
- ポートフォリオの提出
- 一週間に対応できる本数
- 指定されたファイル形式
- 応募文の最初に入れる指定文
- テスト編集の有無
- 継続依頼を想定した条件
タイトルと予算だけを見て応募すると、大切な条件を見落とします。
指定された内容を書かずに送れば、募集文を読んでいないと判断されても不思議ではありません。
私が以前の記事で提案文について説明したときも、最も重視していたのは「依頼の詳細や参考資料を確認したこと」と、「それに対して自分が何をできるか」を書くことでした。
この考え方は現在も変わりません。
応募してよい案件か判断する
案件が見つかったからといって、すべてに応募する必要はありません。
自分のスキルで対応できるか
「Premiere Proが使える」という理由だけで判断せず、参考動画と同じ編集を再現できるか確認します。
カットとテロップが中心に見えても、実際には素材探し、アニメーション、画像加工、高度な整音などが必要な場合があります。
現在できない作業が一部含まれている場合は、学習すれば納期内に対応できるのか、依頼者へ相談する必要があるのかを判断します。
できないことを隠して受注するのはおすすめしません。
副業時間で納期を守れるか
作業時間だけでなく、素材のダウンロード、書き出し、確認、修正、メッセージの時間も必要です。
平日に編集できない日がある場合や、一日に使える時間が限られている場合は、その条件でも間に合う納期か確認します。
依頼者が求める納品日ではなく、自分が確実に守れる納品日を提案してください。
予算が作業内容に合っているか
同じ完成尺でも、作業内容によって必要な時間は変わります。
次の作業が多い案件は、カット中心の動画より時間がかかります。
- フルテロップ
- 画像や映像素材の選定
- 複雑なエフェクト
- モザイクの追従
- 音声ノイズの細かな処理
- 構成や台本の修正
- 複数サイズでの書き出し
表示されている予算だけで受けるのではなく、ココナラの手数料を差し引いた受取額と、必要な作業時間を考えて判断します。
安い案件を大量に受けることを目的にしない
過去の私は、ココナラでの実績がない時期に、通常価格から大きく割り引いた提案も紹介していました。
当時は、最初の実績を作るための方法として考えていたからです。
しかし、現在は「実績がないから極端に安くする」という方法を、そのまま初心者の方へおすすめしていません。
低価格で提案すると受注につながる可能性はありますが、安い金額を前提とした依頼が続いたり、作業時間に対して利益が残らなかったりすることがあります。
副業で使える時間が限られている方ほど、低単価の案件を大量に受ける働き方は続きにくくなります。
最初の案件で実績価格を設定する場合も、次の条件を決めてください。
- 何件まで適用するのか
- 通常価格はいくらなのか
- 今回の価格で対応する作業範囲
- 追加料金になる作業
- 修正回数と範囲
価格を下げる場合も、終わりと範囲を決めます。作業内容が分からないまま、予算に合わせるだけの値下げは避けてください。

最初の実績は大切ですが、何でも最低価格で受ける必要はありません。金額を下げる場合も、件数と作業範囲を先に決めておきましょう。
読まれる提案文に必要な6つの要素

応募文では、自分の経歴を長く説明する前に、依頼内容への回答を伝えます。
提案文の基本構成は次の6つです。
- あいさつと活動名
- 募集内容を理解したこと
- 依頼に対して提供できる編集
- 関連するポートフォリオ
- 提案金額と作業範囲
- 納期と確認したいこと
画像下キャプション:依頼内容への理解を最初に示し、対応内容、作品、金額、納期を具体的に伝えます。
1.あいさつと活動名
最初に、簡単なあいさつと活動名を伝えます。
顔や実名を公開しない場合でも、無理に本名を書く必要はありません。活動名、プロフィール、実績、丁寧な対応をそろえることで信頼は作れます。
記載例
はじめまして。動画編集を行っているYukiと申します。募集内容を拝見し、お役に立てると考え応募いたしました。
2.募集内容を確認したことを具体的に書く
「募集内容を読みました」だけでは、どの部分を理解したのか伝わりません。
参考動画の特徴や、依頼者が重視している内容に触れます。
記載例
ご提示いただいた参考動画を確認しました。会話の間を整えたカットと、要点が伝わるテロップを中心とした編集をご希望と理解しています。
募集文をそのまま繰り返すのではなく、自分の言葉で短くまとめます。
3.自分がどのように対応できるかを書く
次に、その依頼へ自分のスキルをどう使えるか伝えます。
記載例
ビジネス系の会話動画を想定し、不要な間を整えながら、重要な部分へ要点テロップを入れます。BGMと音声のバランスも調整し、内容へ集中しやすい動画に仕上げます。
「動画編集が得意です」ではなく、依頼された動画で行う作業を書いてください。
4.案件に近いポートフォリオを載せる
作品を何本も並べるより、募集内容に近い作品を1本に絞ります。
ビジネス動画の募集に応募するなら、エンタメ系の派手な作品だけを送るより、会話動画や落ち着いたテロップの作品を優先します。
ポートフォリオには、模擬作品か実案件か、どこを担当したのかも記載してください。
実案件を掲載する場合は、依頼者から公開許可を得た作品だけを使用します。
5.提案金額と含まれる作業を書く
金額だけでは、依頼者はどこまで対応してもらえるのか判断できません。
記載例
ご提案金額:○○円
料金に含まれる内容を記載する
例:
- 元動画○分まで
- カット編集
- 要点テロップ
- BGM・効果音の挿入
- 音量と色味の調整
- 修正○回まで
- MP4形式での納品
募集内容に不明点がある場合は、「上記条件を前提とした金額です」と書き、確定前に確認します。
6.納期と質問を書く
「すぐに納品できます」ではなく、いつ初稿を提出できるのか具体的に書きます。
記載例
素材をすべて受領してから、○営業日以内に初稿を提出します。完成日は修正内容を確認したうえでご相談させてください。
確認事項がある場合は、応募文の最後にまとめます。
- 元動画の長さ
- 完成動画の希望尺
- 素材がすべて支給されるか
- テロップ量
- 希望する初稿日と完成日
- 修正回数
そのまま調整できる動画編集の提案文テンプレート
以下は、過去に私が使用していたセールス文の考え方を、現在の副業方針に合わせて整理したものです。
過去記事:ココナラ半年で月20万円以上を達成した方法
https://www.bestpartner.tech/coconala_matome/
すべての募集へ同じ文章を送らず、角括弧の部分を案件ごとに書き換えてください。
提案文テンプレート
はじめまして。動画編集を行っている【活動名】と申します。
【依頼者名】様の募集内容と参考動画を確認し、【依頼の目的や重視している点】と理解しました。
今回の動画では、【具体的なカット方針】を行い、【テロップ、BGM、効果音、画像挿入など必要な編集】に対応できます。
募集内容に近い作品はこちらです。
【ポートフォリオURL】
担当範囲:【企画、カット、テロップ、BGMなど】
作品の位置付け:【模擬作品/掲載許可を得た実案件】
ご提案金額は【○○円】です。
料金には、次の作業を含みます。
- 【元動画○分まで】
- 【カット編集】
- 【テロップの範囲】
- 【BGM・効果音】
- 【修正○回まで】
- 【納品形式】
素材をすべて受領してから【○営業日以内】に初稿を提出します。
正確な金額と納期を確認するため、次の点を教えていただけますでしょうか。
- 【確認したい内容1】
- 【確認したい内容2】
最後までお読みいただき、ありがとうございます。ご不明な点がございましたら、ご相談いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
提案文を使い回す場合も、冒頭は必ず書き換える
提案文の型を作ること自体は問題ありません。
あいさつ、料金の説明、納品形式など、毎回変わらない部分はテンプレートにすると効率が上がります。
ただし、次の部分まで使い回さないでください。
- 依頼内容の理解
- 参考動画を見た感想
- 今回行う編集
- 選ぶポートフォリオ
- 提案金額
- 納期
- 質問
私自身も動画編集を依頼する立場ですが、募集内容と関係のない提案や、明らかに同じ文章を一斉送信している提案は判断しにくくなります。
長文かどうかより、依頼内容へ答えているかが重要です。
「何でも対応できます」と書きすぎない
柔軟に対応できることは強みになります。
ただし、対応できない作業まで「何でも可能です」と書くと、受注後のトラブルにつながります。
まだ経験がない作業は、次のように正直に伝えます。
- 現在対応できる範囲
- 確認してから回答したい範囲
- 対応できない作業
- 別料金になる作業
できない内容を明確にすることは、提案を弱くする行為ではありません。条件を誠実に伝えられる編集者だと判断してもらう材料になります。
応募時に注意したい案件
次のような募集は、応募前に内容をよく確認してください。
- 作業内容に対して予算が極端に低い
- 元動画の長さや必要な編集が書かれていない
- 短すぎる納期を求めている
- 修正条件が決まっていない
- 著作権や使用許可を確認できない素材を扱う
- 無償で完成品に近い作業を求めている
- 外部の連絡手段や直接取引へ誘導している
- 募集内容と実際の依頼が大きく異なる
ココナラでは、外部連絡先を聞き出す行為や、外部サービスへ誘導する行為だけでなく、その誘導に応じる行為も禁止されています。
依頼者から案内された場合でも、そのまま応じず、ココナラのルールを確認してください。
参考:ココナラ「ルールとマナー」
https://coconala.com/pages/guide_rule

依頼者から案内された場合でも、外部連絡や直接取引への誘導には応じないでください。応募前にココナラのルールを確認しましょう。
応募後に質問が届いたら条件を確定する
依頼者から質問が届いた場合は、受注前に条件を具体化します。
ココナラの公式ガイドでも、依頼者は応募者へ質問し、相談したうえで応募内容を修正してもらえると案内されています。
次の内容を確認してから、必要に応じて提案内容を修正します。
- 素材の内容と長さ
- 担当する作業
- 金額と追加料金
- 初稿日と完成日
- 修正条件
- 納品形式
- ポートフォリオ掲載の可否
質問を受けたからといって、すぐに購入を求める必要はありません。
条件をそろえ、双方が同じ内容を理解してから取引を始めます。
採用されなくても、すぐに値下げしない
応募しても、毎回選ばれるわけではありません。
依頼者は、価格だけでなく、作品の相性、納期、経験、提案内容などを比較します。
選ばれなかったときは、価格を下げる前に次の点を見直してください。
- 募集条件を満たしていたか
- 冒頭で依頼内容へ答えていたか
- 関係のある作品を提示したか
- 作業範囲と金額が対応していたか
- 納期が具体的だったか
- 不要に長い自己紹介になっていなかったか
- 応募先と自分の得意分野が合っていたか
自分に合わない案件へ応募し続けるより、ポートフォリオと提案内容が生きる募集を選ぶ方が効率的です。
応募前チェックリスト
- 募集文を最後まで読んだ
- 参考動画を確認した
- 必須条件を満たしている
- 自分の副業時間で納期を守れる
- 元動画と完成動画の長さを確認した
- 必要な編集作業を確認した
- 手数料を考慮しても受けられる金額である
- 修正条件を確認した
- 案件に近いポートフォリオを選んだ
- 模擬作品と実案件を区別している
- 提案文を募集内容に合わせて書き換えた
- 作業範囲と金額を対応させた
- 不明点を質問としてまとめた
- 外部連絡や直接取引への誘導がない
まとめ
ココナラで動画編集サービスを出品したら、相談を待つだけでなく、ココナラ募集から自分に合う案件へ応募できます。
応募するときに大切なのは、数を増やすことではありません。
- 募集文と参考動画を最後まで確認する
- 自分のスキルと副業時間に合う案件を選ぶ
- 依頼内容を理解したことを具体的に書く
- その案件で何を提供できるか伝える
- 関係のあるポートフォリオを選ぶ
- 作業範囲、金額、納期を明確にする
- 極端な安売りや無理な納期を避ける
過去に私が使っていた提案文でも、「募集内容を確認したこと」と「自分がどう対応できるか」を最も重視していました。
現在はそこへ、作業範囲と価格の線引き、副業時間を守る考え方を加えています。
応募文は、自分を大きく見せる文章ではありません。依頼内容を理解し、安心して任せられる条件を提示する文章です。

選ばれるために、自分を実際以上に見せる必要はありません。募集内容を読み、自分ができることを具体的に伝えていきましょう。
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