副業で動画編集の始めかたを見る

動画編集の単価推移|初受注3,000円から2万〜3万円になるまで

動画編集の単価推移3,000円から2万〜3万円

ココナラで動画編集を始めたとき、初受注の金額は3,000円でした。

現在のサービス基本料金は7,000円です。さらに動画の長さ、編集内容、素材の状態、納期などを見積もりへ反映するため、現在よく受注する総額は1件2万〜3万円になっています。

ここだけを見ると、順調に単価を上げたように見えるかもしれません。しかし、実際には低単価の案件を数多く抱え、夜遅くまで編集して、翌朝は本業へ向かう生活を続けた結果、体を壊しかけました。

その経験から、「依頼が減るのが怖いから安く受ける」のではなく、必要な作業時間と品質を守れる金額を考えるようになりました。

この記事では、初受注3,000円から現在までの単価推移、5回の料金見直し、2023年に大きく条件を変えた理由、基本料金と受注総額の違いを紹介します。

※記事内の金額は、ココナラの販売手数料が差し引かれる前の受注金額です。5回それぞれの料金を推測で補わず、確認できている金額と当時の状況だけを掲載します。

YUKI
YUKI

単価を上げることより、なぜその金額が必要なのかを説明できるようになることが大切でした。

目次 非表示

  1. 動画編集の単価推移で確認できる3つの数字
  2. 3,000円の案件で分かったこと
  3. 月20万円を達成しても、働き方は安定していなかった
  4. 2023年に料金と働き方を大きく見直した
  5. 基本料金7,000円と受注総額2万〜3万円は別
  6. 値上げ前に整えた4つ
  7. 売上の約80%が継続案件になった
  8. 最高15万円の案件を基準にしない
  9. 初心者が単価を見直すタイミング
  10. 値上げを伝えるときに説明すること
  11. 単価推移の比較
  12. よくある質問
  13. まとめ|単価は金額だけでなく働き方と一緒に見直す

動画編集の単価推移で確認できる3つの数字

動画編集の単価推移で確認できる3つの数字

私の単価推移で、確認できている主な数字は次の3つです。

  • 初受注:3,000円
  • 料金の見直し:5回
  • 現在よく受注する総額:2万〜3万円

初受注から現在まで、一直線に料金が上がったわけではありません。案件の内容、実績、作業時間、依頼者の反応を見ながら、これまでに5回料金を見直しました。

初受注は提示された3,000円で受けた

動画編集を始めた頃は、仕事を受けた経験がありませんでした。相場や作業時間を判断できず、提示された3,000円で初案件を受けました。

初心者だったため、まず実績を作りたい気持ちが強くありました。当時は、次の時間まで料金へ含めて考えられていません。

  • 応募文や相談への返信
  • 見積もりと条件確認
  • 素材のダウンロードと整理
  • 編集と自主チェック
  • 書き出しとアップロード
  • 修正と再書き出し
  • 納品後の連絡

編集ソフトを操作する時間だけを見ると受けられそうでも、相談から納品までの総時間で考えると、割に合わない案件がありました。

3,000円の案件で分かったこと

最初の低価格案件にも、経験として得られたものはあります。依頼者がどのような言葉で修正を伝えるのか、素材を受け取ってから納品するまでに何が必要なのかを、実際の仕事で学べました。

一方で、「初心者だから安くする」を期限なく続けることには問題があります。

望まれる編集と、自分がしたい編集は違う

始めた頃は、「こうした方がよくなる」と自分で判断し、依頼者へ確認せず編集内容を変えたことがありました。

しかし、依頼者が求めていたものと違えば、良かれと思った変更でも修正になります。余分な作業が増えるだけでなく、勝手に変更されたと感じさせ、信頼を落とす原因にもなります。

料金を上げる前に必要だったのは、派手な演出を増やすことではありません。指示を正確に確認し、求められた完成形を安定して作ることでした。

修正無制限でも、すべての変更を無料にしない

現在も修正回数だけで一律に制限しているわけではありません。ただし、当初の指示に沿った修正と、完成後に内容を大きく変える仕様変更は分けて考えます。

始めた頃は、修正無制限という条件を理由に、構成を変えるような大幅修正も無料で引き受けていました。作業時間が増えても料金は変わらず、実質的な単価が下がっていきます。

修正へ丁寧に対応することと、追加作業を無条件で無料にすることは同じではありません。

月20万円を達成しても、働き方は安定していなかった

2022年5月ごろ、初めて月20万円を超えました。ココナラを始めた2021年8月から約9か月後で、その月の受注本数は約15本です。

売上だけを見ると成長しています。しかし、夜遅くまで編集し、朝早く起きて本業へ向かう生活を続けていました。作業時間を正確に覚えていないほど働き、体を壊しかけています。

月20万円を達成できても、同じ本数と働き方を毎月続けなければ維持できない状態では、副業として安定しているとはいえません。

この時期に、売上だけでなく次の数字を見る必要があると気づきました。

  • 1件の受注総額
  • 手数料を引いた受取額
  • 相談から納品までの総作業時間
  • 修正回数と追加作業
  • 週に使える時間

2023年に料金と働き方を大きく見直した

2023年に動画編集の料金と働き方を見直した理由

料金を大きく見直した転機は2023年です。

薄利多売で体を壊しかけ、「同じ働き方では副業として続けられない」と判断しました。単に料金表の数字を上げるのではなく、仕事の受け方から見直しています。

受注数を増やす前提をやめた

安い案件を多く受ける方法では、一本ごとの利益が少ないため、売上を保つには本数を減らせません。

本数が増えると、編集以外の連絡、素材確認、書き出し、修正も増えます。複数案件の進行が重なり、急な修正へ対応する余白もなくなります。

そこで、「何本受けられるか」ではなく、「週に使える時間で、品質を守りながら何本完成できるか」から考えるようにしました。

値上げと同時に作業範囲を整理した

料金だけを上げても、依頼者から見て何が変わったのか分かりません。

動画の長さ、テロップ、素材選定、演出、修正、短納期など、作業時間が増える条件を分けました。見積もり時に確認し、必要な作業を受注総額へ反映します。

品質と対応を値段に合わせた

値上げは、今までと同じ説明のまま数字だけを変えることではありません。

私は次の点を積み重ねました。

  • 依頼内容を勝手に変更しない
  • 返信を丁寧で分かりやすくする
  • 平均3日ほどで初稿を提出する
  • 修正内容を次回の編集へ反映する
  • 必要に応じて品質を上げる提案をする
  • 横動画の依頼者へショート動画も提案する

評価や実績だけでなく、依頼者が安心して次も頼める対応を整えることが、継続と単価の安定につながりました。

基本料金7,000円と受注総額2万〜3万円は別

動画編集の基本料金と受注総額の違い

現在のサービス基本料金は7,000円です。しかし、すべての案件を7,000円で受けているわけではありません。

基本料金は、サービスを依頼する入口となる金額です。実際の見積もりでは、次の条件を確認します。

  • 元素材と完成動画の長さ
  • カットする量
  • テロップを入れる範囲
  • 画像や動画素材を探す量
  • BGM・効果音・演出の内容
  • 素材の整理状態
  • 希望納期
  • 修正や追加作業の条件

これらを反映した結果、現在よく受注する総額が2万〜3万円です。

「基本料金を上げた結果、2万〜3万円になった」わけではない

基本料金7,000円に対し、受注総額が2万〜3万円になるのは、必要な作業を積み上げて見積もっているためです。

例えば、完成尺が長い、フルテロップが必要、素材探しが多い、短納期などの条件が重なると、作業時間は増えます。反対に、短い動画で素材が整理され、編集範囲が少なければ、同じ金額にはなりません。

「動画編集1本はいくら」と一律に決めるのではなく、作業量に合わせて総額を決めます。

値上げ前に整えた4つ

動画編集の値上げ前に整えた4つ

料金を見直すときは、金額だけでなく、見積もりの根拠も整えました。

1.作業時間を記録する

編集だけでなく、相談、素材整理、書き出し、アップロード、修正まで含めて時間を確認します。

販売価格が高く見えても、多くの時間がかかれば実質時給は低くなります。反対に、過去の修正や好みを把握して効率よく進められる継続案件は、同じ金額でも採算が変わります。

2.作業範囲を明確にする

見積もり前に、どこまでが基本作業で、何が追加作業になるかを確認します。

依頼者が必要としている内容をすべて聞かずに安い金額を提示すると、購入後に作業が増えても相談しにくくなります。

3.修正と追加作業を分ける

誤字や指示の反映漏れを直す修正と、完成後に構成や演出を変更する追加作業を分けます。

回数だけで判断せず、最初の依頼内容からどれだけ作業が変わるかを確認します。

4.継続案件も採算を確認する

継続依頼は、毎回の営業や確認が減り、作業を予測しやすくなります。一方で、「長く依頼してくれているから」と追加作業を無料で受け続ければ、採算は悪くなります。

継続であっても、動画の長さや作業内容が変われば条件を相談します。関係を長く続けるためにも、無理を隠さないことが必要です。

売上の約80%が継続案件になった

現在、売上金額の約80%は継続案件です。継続してご依頼いただいているのは企業3社、個人2名。最も長い依頼者とは約4年、約60本の取引が続いています。

継続案件では、依頼者の好み、過去の修正、素材の受け取り方、納品方法を次回へ反映できます。初回より確認時間が減り、必要な作業時間も予測しやすくなります。

単価を上げたから継続が増えたのではありません。品質と対応を積み重ね、無理のない金額で続けられるようにした結果です。

次の記事では、相談、見積もり、初稿、修正、納品まで、継続案件で実際に行っている流れを詳しく紹介します。

最高15万円の案件を基準にしない

これまでで最も高かった1件の受注総額は15万円です。

ただし、15万円は現在の標準料金ではありません。案件ごとに動画の長さ、作業範囲、本数、納期が異なるため、最高額だけを見て単価を判断することはできません。

現在よく受注する価格帯は2万〜3万円です。最高額より、継続して受けている案件の総額と作業時間を見る方が、現実の働き方を正確に表します。

高額案件でも実質時給が高いとは限らない

受注総額が高くても、長期間の作業、大量の素材確認、何度もの打ち合わせ、大幅修正が含まれれば、時間あたりの金額は下がります。

金額の大きさだけで受けるのではなく、相談から納品までに必要な総時間と、自分が対応できる範囲を確認します。

初心者が単価を見直すタイミング

私と同じ回数や金額で値上げする必要はありません。次のような状態になったときは、料金と条件を確認するタイミングです。

  • 受注が増えても手元に時間が残らない
  • 見積もり時より作業が増えることが多い
  • 修正や追加作業を断れない
  • 同じ種類の案件で必要時間を予測できるようになった
  • 品質と対応が安定した
  • 継続依頼で予定が埋まり、新規案件を受けにくい
  • 体調や本業へ影響が出ている

値上げは、依頼が増えたから機械的に行うものではありません。現在の作業量、時間、品質、受注状況を確認し、続けられる条件へ整えるために行います。

実績ゼロの段階で安売りを続けない

初案件で経験を得るため、一時的に受けやすい料金を設定する考え方はあります。ただし、「実績が少ないから」という理由だけで、必要時間を無視した金額を続けないでください。

値下げして受けた案件でも、依頼者が求める品質と納期は変わりません。安いから確認不足や低品質が許されるわけではありません。

経験を得たら、作業時間と受注内容を振り返り、次の見積もりへ反映します。

値上げを伝えるときに説明すること

既存の依頼者へ料金変更を伝える場合は、「値上げします」だけで終わらせず、次の内容を整理します。

  • いつから新しい料金になるか
  • 何が基本料金に含まれるか
  • 追加料金が発生する条件
  • 現在進行中の案件をどう扱うか
  • 品質や納期をどう維持するか

急に条件を変えると、依頼者も予算を調整できません。継続案件では、次回依頼の前に伝え、必要に応じて作業範囲も一緒に相談します。

単価推移の比較

項目開始時現在
受注金額初受注3,000円2万〜3万円が中心
基本料金提示された金額で受注7,000円
料金見直し受注後に判断累計5回
見積もり作業時間を十分に反映できない長さ・内容・素材・納期を確認
修正大幅修正も無料で対応修正と仕様変更を分ける
受注方針本数を増やす時間と品質を守れる範囲
継続案件実績を作る段階売上金額の約80%

この比較で重要なのは、金額だけではありません。見積もり、作業範囲、修正、継続案件の考え方を変えたことで、受注総額と働き方が変わりました。

よくある質問

基本料金7,000円なのに、なぜ受注総額は2万〜3万円なのですか?

基本料金はサービスの入口となる金額です。動画の長さ、テロップ、素材選定、演出、納期など、依頼ごとの作業を見積もりへ反映した結果、受注総額が2万〜3万円になることが多いためです。

5回の値上げで、毎回いくら上げましたか?

この記事では、各回の金額を推測で補っていません。確認できている初受注3,000円、現在の基本料金7,000円、現在よく受注する2万〜3万円を掲載しています。

初心者は3,000円から始めるべきですか?

同じ金額から始める必要はありません。動画の長さ、編集範囲、必要時間によって適正な金額は変わります。私の3,000円は初受注時の経験であり、初心者全員へ勧める基準ではありません。

料金を上げると依頼が減りませんか?

依頼数が変わる可能性はあります。しかし、安い料金で予定を埋め、品質や体調を守れなくなれば継続できません。料金を見直すときは、対象となる作業、実績、説明、ポートフォリオも一緒に整えます。

最高15万円の案件を目標にすればよいですか?

最高額だけを目標にする必要はありません。15万円は標準料金ではなく、作業内容が異なる一つの事例です。普段の受注総額、総作業時間、継続性から判断してください。

まとめ|単価は金額だけでなく働き方と一緒に見直す

私の動画編集の初受注は3,000円でした。その後、料金を5回見直し、現在のサービス基本料金は7,000円、作業内容を反映した受注総額は2万〜3万円が中心です。

大きな転機は2023年でした。低単価の案件を多く抱えて体を壊しかけ、受注数を増やす前提から、時間と品質を守れる条件へ変えました。

単価を上げるために必要だったのは、料金表の数字だけを変えることではありません。

  • 総作業時間を確認する
  • 作業範囲を明確にする
  • 修正と追加作業を分ける
  • 継続案件でも採算を確認する
  • 品質と対応を安定させる

自分の技術を安売りせず、依頼者へ必要な品質を届けられる金額を考えることが、長く続けるために大切です。

YUKI
YUKI

高い金額を設定することが目的ではありません。無理なく品質を守り、次の依頼にも丁寧に対応できる条件を作ることが目的です。