ココナラで動画編集の相談を受けると、返信内容を考えるだけで時間がかかることがあります。丁寧に書こうとして文章が長くなったり、急いで返信して必要な確認を忘れたりすることもあります。
しかし、毎回すべてをゼロから考える必要はありません。相談受付、見積もり、編集開始、進捗報告、初稿、修正、正式な納品など、取引には繰り返し使う場面があります。基本の文章を用意し、案件ごとの情報だけを差し替えれば、返信時間を短くしながら確認漏れも防げます。
定型文は、同じ文章を無確認で送るためのものではありません。毎回必要な情報を安定して伝えるための土台として使います。

丁寧さは文章の長さではなく、相手が次に何をすればよいか分かることだと考えています。
この記事では、ココナラで動画編集を受注するときに使える12種類の返信テンプレートと、送信前に必ず差し替える項目、返信が遅れる場合の対応まで詳しく紹介します。
目次 非表示
- 返信は「結論・必要な情報・次の行動」で書く
- 取引の6段階で定型文を準備する
- 1.初めて相談をいただいたとき
- 2.不足情報をまとめて確認するとき
- 3.すぐに見積もりを返せないとき
- 4.見積もりを提示するとき
- 5.購入後の最初のメッセージ
- 6.素材を受領したとき
- 7.編集を開始するとき
- 8.進捗を報告するとき
- 9.遅れる可能性が分かったとき
- 10.初稿を提出するとき
- 11.修正指示を受け取ったとき
- 12.正式な納品を送るとき
- 対応できない依頼を断るとき
- 返信できる時間が限られている場合
- ファイルやURLを送るときの注意点
- 定型文をそのまま送ると起こる失敗
- 送信前の5項目チェック
- 自分用テンプレートを改善する方法
- まとめ|定型文で返信を速くし、確認漏れを防ぐ
返信は「結論・必要な情報・次の行動」で書く

返信の基本は、次の3つです。挨拶を長く書く前に、相手が知りたい結論を伝えます。
1.結論
対応できるのか、内容を確認したのか、いつ回答できるのかを最初に書きます。「確認いたしました」「対応可能です」「○日までに回答します」などです。
2.必要な情報
質問、料金、納期、作業範囲など、その場面で必要な条件をまとめます。質問を一通ずつ送らず、分かる範囲で一度に回答していただける形にします。
3.次の行動
最後に、誰がいつまでに何をするかを書きます。「素材をお送りください」「○月○日に見積もりをご案内します」「ご確認後、修正箇所をご連絡ください」などです。
短い返信の基本形
○○様
ご連絡ありがとうございます。内容を確認し、対応可能です。
正確なお見積もりのため、以下の3点をお知らせいただけますでしょうか。
・元素材の合計時間
・完成予定時間
・希望する初稿日
確認後、○月○日までにお見積もりをご案内いたします。
取引の6段階で定型文を準備する

取引を6段階に分けると、必要な文章を整理できます。
- 相談を受けて返信する
- 条件を確認して見積もる
- 購入後に素材と予定を確認する
- 編集開始と進捗を伝える
- 初稿・修正・正式な納品を行う
- お礼を伝えて取引を完了する
ココナラの定型文機能では、よく使う文章を15件まで登録でき、1件あたり300文字まで入力できます。トークルームだけでなく、購入前のメッセージや見積もり相談でも呼び出せます。案件名、日付、金額、URLなどを差し替えて使うと効率的です。
トークルームのメッセージ入力欄は最大3,000文字です。送信後のメッセージは原則として取り消せないため、定型文を呼び出したあとも、宛名や条件を確認してから送信します。
参考:ココナラヘルプ「定型文機能について」、ココナラヘルプ「トークルームについて」
1.初めて相談をいただいたとき
最初の返信では、すぐ受注しようとせず、お礼、理解した内容、不足情報、次の回答予定を伝えます。
初回返信テンプレート
○○様
このたびはお問い合わせいただき、ありがとうございます。
ご相談内容を確認いたしました。○○動画の編集をご希望とのこと、承知いたしました。
正確なお見積もりと納期をご案内するため、以下の内容をお知らせいただけますでしょうか。
・元素材の合計時間
・完成予定時間
・参考動画
・ご希望の編集内容
・希望する初稿日
内容を確認後、○月○日までにご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
初回返信の考え方は、次の記事でさらに詳しく解説しています。
2.不足情報をまとめて確認するとき
相手がすでに伝えている内容を繰り返し質問しないよう、相談文と添付資料を先に確認します。
確認質問テンプレート
○○様
詳細をお送りいただき、ありがとうございます。
現時点で、○○と○○について確認できました。
お見積もりを確定するため、残りの以下3点についてお知らせいただけますでしょうか。
① テロップを入れる範囲
② 画像や動画素材のご提供の有無
③ 修正回数のご希望
分かる範囲で問題ございません。回答を確認後、金額と初稿予定日をご案内いたします。
3.すぐに見積もりを返せないとき
確認に時間が必要な場合、既読のままにせず、受領したことと回答予定を先に伝えます。
回答予定を伝えるテンプレート
○○様
素材とご希望内容をお送りいただき、ありがとうございます。確かに受領いたしました。
素材尺と編集内容を確認したうえで、○月○日○時までにお見積もりと納期をご案内いたします。恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。
4.見積もりを提示するとき
金額だけでなく、料金に含まれる作業、追加料金になる内容、初稿予定日、修正条件を同じ文章内へ記載します。
見積もり案内テンプレート
○○様
お待たせいたしました。いただいた内容をもとに、以下のとおりご案内いたします。
【概算金額】○○円
【料金に含む内容】カット、音量調整、要点テロップ、BGM、書き出し
【初稿予定日】○月○日まで
【修正】○回まで/当初内容からの大幅な変更は別途お見積もり
こちらの内容で問題がなければ、購入手続き後に素材と編集条件を最終確認し、作業を開始いたします。ご不明点がございましたら、お気軽にお知らせください。
素材確認前の場合は、概算であることと、正式な金額が変わる条件も伝えます。
5.購入後の最初のメッセージ
購入後は、お礼だけで終えず、受領した情報、足りない素材、作業開始日、初稿予定日を確認します。
購入後テンプレート
○○様
このたびはご購入いただき、ありがとうございます。最後まで丁寧に対応いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
現時点で、以下を受領しております。
・動画素材○点
・台本
・参考動画
○月○日より編集を開始し、初稿は○月○日までに提出予定です。追加で必要な情報が見つかった場合は、作業前に確認いたします。
購入後48時間以内に出品者からトークルームへ一度も連絡しない場合、自動キャンセルとなる仕組みがあるため、購入通知を確認したら早めに連絡します。
6.素材を受領したとき
ファイルが届いたら、数と形式だけでなく、実際に開けるか確認してから返信します。
素材受領テンプレート
○○様
素材をお送りいただき、ありがとうございます。以下のデータを受領し、正常に開けることを確認いたしました。
・動画素材○点
・音声素材○点
・画像素材○点
予定どおり○月○日より編集を開始し、初稿は○月○日までに提出いたします。
7.編集を開始するとき
条件がそろったら、編集開始と初稿予定日を短く伝えます。不明点を残したまま開始しないことが大切です。
編集開始テンプレート
○○様
必要な素材と編集条件がそろいましたので、本日より編集を開始いたします。
初稿は○月○日夜までに提出予定です。
作業中に判断が必要な箇所が見つかった場合は、推測で進めず確認いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
8.進捗を報告するとき
予定どおり進んでいる場合、毎日報告する必要はありません。数日以上かかる案件や、依頼者が進捗を気にしている場合は、中間地点で短く伝えます。
進捗報告テンプレート
○○様
進捗のご報告です。現在、カットと音声調整が完了し、テロップと画像挿入を進めております。
初稿は予定どおり○月○日までに提出できる見込みです。引き続きよろしくお願いいたします。

あまりに送信件数が多いと、依頼者に手間が出ると感じる時もあるかもしれませんが、「返信不要」と添えておけば、相手は確認するだけで済みます。必要な報告は省かず、こまめに共有することが大切です。
9.遅れる可能性が分かったとき
納期を過ぎてから謝るのではなく、遅れる可能性が分かった時点で、理由、現在の進捗、新しい提出日時を伝えます。曖昧に「少し遅れます」と書かないようにします。
納期相談テンプレート
○○様
初稿予定日についてご相談がございます。現在○○まで完了しておりますが、○○の確認に想定より時間が必要となっております。
大変申し訳ございませんが、初稿提出を○月○日○時へ変更させていただくことは可能でしょうか。品質を保った状態で提出できるよう進めます。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

自分側の事情で遅れる場合は、依頼者へ判断を押し付けず、できる限り具体的な代替案も示します。悪い報告ほど、先延ばしにせず、わかった時点ですぐに報告しましょう。
10.初稿を提出するとき
確認用URL、対応内容、特に見てほしい箇所、修正の伝え方を記載します。
初稿提出テンプレート
○○様
お待たせいたしました。動画の初稿が完成しましたので、以下よりご確認をお願いいたします。
【確認用URL】URLを記載
【対応内容】
・カット編集
・音量調整、ノイズ除去
・要点テロップ
・画像、BGM挿入
修正がございましたら、「分:秒/現在の内容/変更後のご希望」の形で、なるべくまとめてご連絡いただけますと幸いです。
11.修正指示を受け取ったとき
すぐに作業を始めず、すべての指示を読み、分からない点と提出予定を返します。
修正受領テンプレート
○○様
修正内容をお送りいただき、ありがとうございます。全○項目を確認いたしました。
(【指示の内容が曖昧の場合】○分○秒のご指示について、変更後は「○○」という認識で合っていますでしょうか。こちらを確認後、当該箇所は修正作業を進めます。)
修正版は○月○日までに提出予定です。
追加作業に該当する場合は、作業前に料金と新しい納期を案内します。
12.正式な納品を送るとき
正式な納品では、完成ファイル、最終対応内容、確認後の操作を伝えます。
正式納品テンプレート
○○様
このたびはご依頼いただき、誠にありがとうございました。ご確認いただいた内容を反映し、正式な納品データをご用意しました。
【納品ファイル】
ファイル名:○○_final.mp4
形式:MP4/1920×1080
ダウンロードURL:URLを記載
恐れ入りますが、内容をご確認いただき、問題がなければ「承諾」をお願いいたします。修正が必要な場合は、「差し戻し」を選択のうえ、該当箇所をご連絡ください。
最後まで丁寧にご確認いただき、ありがとうございました。
対応できない依頼を断るとき
断る場合も、理由を必要以上に詳しく説明したり、曖昧な期待を残したりしません。対応できないことと、相談へのお礼を簡潔に伝えます。
辞退テンプレート
○○様
このたびはご相談いただき、ありがとうございます。
内容を確認いたしましたが、○○の条件では品質と納期をお約束することが難しいため、今回は対応を辞退させていただきます。
せっかくお声がけいただいたところ、ご希望に添えず申し訳ございません。
またお力になれる機会がございましたら、その際はご満足いただけるよう、丁寧に対応させていただきます。
今後のチャンネル運営がより一層発展されますことを、心よりお祈り申し上げます。
返信できる時間が限られている場合

副業では、本業中や就寝中にすぐ返信できないことがあります。24時間対応を約束するのではなく、通常の確認時間をプロフィールやサービスページに記載します。
- 平日は○時以降に確認する
- 原則24時間以内に返信する
- 作業日は週○日である
- 緊急対応は事前相談が必要である
- 返信と編集作業の時間を分ける
すぐに詳しい回答ができない場合も、「受領しました。○日○時までに確認して返信します」と短く伝えれば、相手は待つ時間を判断できます。
ファイルやURLを送るときの注意点
ココナラのメッセージ機能やトークルームでは、一度の送信で最大5ファイルを添付できます。トークルームは1ファイル200MBまで、購入前のメッセージ機能は100MBまでです。容量が大きい動画を外部サービスで渡す場合も、URLはココナラ内のメッセージまたはトークルームで共有します。
また、ココナラではサイト外で直接連絡を取り合うことや、直接連絡につながる情報の共有が禁止されています。LINE、SNS、外部チャットなどへ誘導せず、取引の連絡はココナラ内に残します。
GoogleドライブやDropboxなど、設定によってメールアドレスやアカウント情報が相手へ表示されるサービスも、データ共有には使用できません。容量を超える動画は、ココナラが例示しているギガファイル便など、ダウンロードに特化したサービスを双方の合意と自己責任で利用し、発行されたURLだけをココナラ内で共有します。
参考:ココナラヘルプ「サイト外での連絡や個人情報の共有について」

私の場合は「ギガファイル便」を使うことが多く、動画をアップロードして発行されたURLを、ココナラ内のメッセージやトークルームで共有しています。
定型文をそのまま送ると起こる失敗
- 別の依頼者名が残っている
- 過去の日付や納期が残っている
- 前案件の料金を書いている
- 存在しない添付ファイルを案内している
- 対応できない作業まで含まれている
- 「以下3点」と書いて4項目並んでいる
- 相手がすでに答えた内容を再度質問している
- 次に誰が何をするか書かれていない
定型文が長いほど、古い情報が残りやすくなります。共通部分と差し替え部分を分け、差し替える箇所には【依頼者名】【日付】【金額】【URL】のような目印を付けておくと確認しやすくなります。
送信前の5項目チェック

- 宛名は現在の依頼者になっている
- 日付・初稿日・納期は正しい
- 金額と作業条件は見積もりと一致している
- URLを開けて添付ファイルも付いている
- 相手が次に行うことを一つに絞って書いた
- 質問済みの内容を繰り返していない
- 機密情報や別案件の情報が混ざっていない
- 送信後に取り消せない前提で読み直した

定型文を使うほど、最後の読み直しが大切です。文章が自然でも、日付や金額が違えば大きなトラブルになります。
自分用テンプレートを改善する方法
- 直近の取引で何度も書いた文章を集める
- 相談・見積もり・編集・納品へ分類する
- 共通部分と差し替え部分を分ける
- 不足しやすい確認項目を追加する
- 長い文章を結論・情報・行動へ整理する
- 実際に使い、質問が戻ってきた箇所を改善する
良いテンプレートは、最初から完成しているものではありません。取引で起きた確認漏れや質問をもとに更新すると、自分のサービスに合う文章になります。
まとめ|定型文で返信を速くし、確認漏れを防ぐ
ココナラの動画編集では、相談、見積もり、購入、編集、納品、取引完了の各段階で、必要な情報が異なります。場面ごとの返信テンプレートを用意し、結論、必要な情報、次の行動の順で整理してください。
定型文はそのまま送らず、宛名、日付、金額、条件、URLを必ず確認します。返信の速さだけを優先せず、依頼者が次に何をすればよいか分かる状態を作ることが大切です。

文章を考える時間を減らせれば、その分を編集と確認へ使えます。丁寧さを保ちながら、無理なく続けられる連絡方法を作りましょう。

