「動画編集はもう稼げない」「AIに取って代わられる」「市場が飽和している」
そんな声をSNSやネット記事でよく見かけます。ずっと言われていることですね。
【結論】動画編集はオワコンではない。やり方次第で、2025年以降も大きく稼げる!
私自身の実体験とデータを踏まえて、はっきりお伝えします。動画編集は、やり方さえ間違えなければ、今でも十分に稼げる副業です。
実際、私は動画編集だけで月に20〜25万円の利益を安定して稼いでいます。特別なことはしていません。ただ、誰にでもできる編集ではなく、「この人に頼みたい」と思ってもらえる編集を意識してきただけです。
これから動画編集を始めようとしている方、そして、なかなか稼げずに心が折れそうになっている方へ、伝えたいことがあります。

やり方さえ間違えなければ、動画編集で稼ぐのは全然難しくない
普段からYouTubeやSNSで動画を見ていて、「この編集、テンポよくて気持ちいいな」「このカット、めっちゃ笑えた!」と感じたことはありませんか?
それは、編集者としての視点がすでに芽生えている証拠。だからこそ、動画編集に早くチャレンジしましょう。
「好き」を活かせば、それがあなたの武器になる
たとえば
- Vlogのような自然な雰囲気が好きな人は、Vlog編集
- テンポの速いエンタメが好きな人は、エフェクトを活かしたエンタメ系編集
- ゲーム実況が好きな人は、ゲーム動画に特化
最初からオールラウンダーを目指す必要はありません。
むしろ、自分の“好き”なジャンルに特化することで、あなたの価値が際立ちます。そしてその強みこそが、あなたが「選ばれる理由」になります。
なぜ「オワコン」と言われるのか?
1. 低単価で請ける人の存在
副業ブームの中で、「とにかく実績を」と安価・無償で請ける人が増えました。コンサルやスクールでは、実績を作るために安価で受けるようなことを言っているところもあります。
編集者を募集した際に、必ずと言っていいほど、「実績を作るために無料でやります」とか、募集時に提示している価格よりはるかに下回る報酬で受ける人がいます。
動画編集は想像以上に大変な作業です。大変な作業を見合わない報酬で承っていたら稼ぐどころか体を壊しかねません。こんな状況が蔓延してるならオワコンと言われてもしょうがないと思います。
初めて承る場合でも、低単価で承るのはNG。自分を安く売り込むと「単価を上げることができなくなる」後々の後遺症となるためおすすめしません。
2. 発注者の理解不足、実力不足
全ての方が当てはまるわけではありませんが、一部の方々の理解不足や実力不足によって、オワコンの状態が作られることがあります。
自称ディレクター
動画編集の仕事をしていると、「受注した案件を別の編集者にお願いする」というケースに出会うことがあります。
これは決して珍しいことではなく、私自身もスポットで他の方にお願いすることがあります。この行為が“悪いこと”かというと、そうではありません。むしろ、適切なマネジメントとリソースの活用として、ごく自然な流れと思っています。
ですが、「受注した案件を別の編集者にお願いする」際に、お願いする人が高単価で承る実力がない場合、お願いされる人はさらに低い単価での請負になる可能性があります。

エンドユーザー
また、エンドユーザー(発注元)が編集の労力を正しく理解していないと、
「もっと安くできるでしょ?」
「これくらいすぐできるよね?」
といった誤解や無理な依頼につながることもあります。実際、私の元には1日1件ペースで見積もり依頼が届きますが、条件もさまざまで、中には驚くような内容もあります。
正直、「この条件で引き受けるのは無理があるな…」と思うことも少なくありません。
「安く・早く・なんとなく」のように「とりあえず動画を作りたい」「コストを抑えたい」「誰でもいいからお願いしたい」というようなスタンスで発注をする人たちは一定数います。
3. 誰に頼んでも同じ状態
最近では、クラウドソーシングやSNSで手軽に編集の案件を探せるようになりました。
それ自体はいいことですが、その一方で価格競争が激しくなっているのも事実です。特に、「誰でもできる編集」「どこに頼んでも変わらない対応」と見なされるようになると、発注者の判断基準は価格だけになってしまいがちです。
「この人に頼む理由」ではなく、「この金額でやってくれる人」という探し方になってしまいます。
こうした流れが続くと、編集者側は価格を下げなければ仕事が取れないという状況に追い込まれ、結果として、単価が上がらないまま、負担だけが増えてしまいオワコン状態と化します。
動画市場はむしろ“右肩上がり”で拡大中!
「オワコン」と言われがちな現状とは裏腹に、動画広告市場は今も右肩上がりで成長を続けています。
むしろ、動画市場は今まさに“成長期の真っただ中”にあります。
年次 | 動画広告市場規模(億円) |
---|---|
2023 | 6,253 |
2024 | 7,249 |
2025 | 8,408 |
2026 | 9,248 |
2027 | 11,471 |
出典:サイバーエージェント「2024年国内動画広告市場調査」
このデータからも明らかなように、動画広告市場は今後も着実に拡大し続ける見込みです。
短尺動画の台頭が、さらに需要を押し上げている
近年の動画市場を押し上げている最大の要因のひとつが、TikTok・Instagramリール・YouTube Shortsといった「短尺動画」の急成長です。
ユーザーの視聴行動が変わったことで、企業も「広告は動画で打つのが当たり前」、個人も「SNSで動画投稿して当たり前」な時代に突入しています。
TikTok、Instagramリール、YouTube Shortsなど短尺動画の台頭により、企業から個人まで動画活用が当たり前になっています。
市場は拡大しており、需要も高まっています。大切なのは、その波にどう乗るかという点です。
稼げないパターンvs 稼げるパターン
稼げるパターンに共通する特徴
- 間をカットするだけ
- 指示通りにテロップを入れるだけ
- テンプレに頼りきった編集
- ずっとディレクターの下で編集
- 安価な案件ばかりを受注
- 単価に見合わない編集量の仕事を承る
- 無理して生活や本業に支障を出す
こうした編集ばかりを続けていると、自分の良さが発揮されず、「誰に頼んでも同じ」と思われてしまうことが多くなります。
さらに、生活に支障をきたすような無理な働き方を続けていると、思うように稼げないどころか、スキルも伸びず、心身を壊してしまうことも。最悪の場合、途中でやめてしまうという結果にもつながりかねません。
稼げるパターン
- 動画に合ったテンポでカットし、全体の構成や見せ方まで意識して編集している
- ディレクション視点を持ち、マーケティングや運営の知識を活かしてクライアントに価値を提供している
- テンプレートに頼りすぎず、状況に応じたアレンジや提案ができる
- 安価な案件に流されず、自分の基準で案件を選んでいる
- 編集量と報酬のバランスを見極め、労力に見合った単価で受注している
- 無理のないスケジュール管理で、パフォーマンスを継続的に維持している
実績ゼロから、信頼と単価を得られるようになるまで
誰しも必ず最初は0です。私も実績ゼロからのスタートでした。
編集開始して3ヶ月目にして副業で月間20万円達成した時と、現在利益で20万円売り上げているのは金額だけで見ると同じですが、内容は全く違います。
過去は20件以上で20万円。寝る間の惜しんで編集に明け暮れて、体を壊しかけました。それに対して、現在は7〜10件で20万円以上の利益。単価が全然違います。
利益などは以下のページを確認してください。
「ただ編集するだけ」ではなく、依頼主の目的達成のために自分にできることは何か?を考えるようになると、おのずと単価も信頼も上がっていきます。
ときには「過去の編集スタイルを踏襲してほしい」といったご依頼もいただきます。
そうした場合でも、自分に依頼する価値を感じてもらえるよう、以下の点を意識して編集に取り組んでいます。
- 過去動画よりクオリティを必ず上げる
- 自分の痕跡を何らかの形で残す
- 細部を過去よりも丁寧に仕上げる
- 色使いを過去より洗練されたものに調整する
- テロップの要約や視認性向上などの提案を行う
もちろん、過去の編集スタイルを踏襲することがエンドユーザーの求めることであれば、それを忠実に再現することは必須です。まずはその期待にしっかり応えることが前提となります。
そのうえで、+αの提案を加えることが自分の価値を示すうえで大切なことです。
こうした工夫により、たとえ同じ編集を求められたとしても、結果的に「やっぱりこの人に頼みたい」と思ってもらえるような成果につながります。

以下のページより全ての評価が確認できます。
【まとめ】動画編集副業はオワコンじゃない!
- 動画市場は右肩上がり。稼げない人はやり方が間違っているだけ。
- 「編集者」ではなく「提案、改善ができるクリエイター」になる。
- ディレクターではなく、エンドユーザーと直接取引を増やす。
- 数より質、編集作業に見合った価格で承り安売りはしない。
- 初心者でも、“好き”を起点に得意ジャンルを作り専門性を持つ!
これから動画編集を始めようと思っている方は、ぜひ今すぐ行動を始めてください。スタートは、早ければ早いほど有利です。
すでに動画編集に取り組んでいて、「思うように稼げていない」と感じている方は、まずは自分がどんな価値を提供できているかを一度見直してみてください。
あなたは、どんな動画編集者を目指しますか?
「言われたことだけをこなす人」ではなく、「頼られる編集者」になる。
2025年の今だからこそ、自分の価値をもう一度見つめ直すタイミングかもしれません。
この記事が何かのヒントになれば嬉しいです。
もし気づきがあれば、コメントやシェアでぜひ教えてくださいね!